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貿易系スタートアップ Cross-border SaaS PM

越境取引SaaSの開発PM — 1週間スプリントの開発体制とAI帳票の企画

限られた開発リソースで「何から作るか」を決め切り、リリースのリズムを作る。越境取引のB2Bプラットフォームの開発PM事例です。

SUMMARY 概要

業界貿易系スタートアップ
規模感スタートアップ
課題領域プロダクト開発体制・優先度管理
支援範囲開発優先度の整理、オフショア開発・QAチームの進行管理、UX改善提案、AI帳票機能の企画、アジャイル開発体制の確立
期間・体制PM支援(支援完了)

ISSUE 課題

スタートアップの開発リソースは常に足りません。同社でも、ユーザーからの要望、営業からの依頼、技術的な改善が積み上がる一方で、どれから着手するかを決め切る機能がなく、開発の優先順位が場当たりになりがちでした。リリースの間隔も一定せず、「いつ何が出るのか」をチーム内外に約束しにくい。開発は動いているのに、前に進んでいる実感が持ちにくい状態でした。

APPROACH 支援内容

開発PMとして参画し、「順番を決める」ことと「リズムを作る」ことの両面から体制を整えました。

  • フェーズ1: 開発優先度の整理 — 積み上がっていた要望・改善案を、評価の観点を決めて整理し、着手順を決める枠組みを作りました。
  • フェーズ2: 1週間スプリントの確立 — オフショア開発・QAチームとともに、1週間スプリントのアジャイル開発体制を確立。計画・実装・検証・振り返りを毎週同じサイクルで回します。
  • フェーズ3: 進行管理とUX改善提案 — スプリント運営の中で開発・QAの進行を管理し、あわせて画面と操作の改善を提案してきました。
  • フェーズ4: AI帳票機能の企画 — 貿易実務に伴う帳票作成の負荷を下げるため、AIを使った帳票機能を企画。何をどこまで自動にし、人がどこを確認するかという業務設計から詰めています。

OUTCOME 成果

週次でリリース判断が回る体制になりました。毎週のスプリントで「今週何を作り、何を出すか」が決まるため、優先順位の議論が具体的になり、リリースの見通しをチーム内外に示せます。AI帳票機能は、帳票業務の負荷という課題から出発して企画を進めており、AIを目的ではなく手段として位置づけた機能開発の実例になっています。

POINT 支援のポイント

この事例の型は、リソースが限られた組織ほど「作る順番」と「出すリズム」を先に固定することです。順番を決める枠組みがあれば、新しい要望が来ても議論が発散しません。週次のリズムがあれば、進捗は自然と可視化されます。スプリントの運営とAI機能の企画を同じPMが持つことで、技術の話と業務の話を分断せずに進められることも、この体制の利点です。この開発運営の型は、パートナー企業の製品を顧客へ導入・展開するプロジェクトの運営にも、そのまま適用できます。