WORKS

人材サービス業 Business Strategy & Planning

PL・感度分析を組み込んだ事業計画と、SaaS開発組織づくり

複数事業の成長シナリオを、投資判断に耐える計画に落とし込む。経営層の意思決定を事業・技術の両面から支え、開発組織の体制立案と組織作りの実行まで担った事例です。

SUMMARY 概要

業界人材サービス業
規模感複数事業を展開するグループ企業
課題領域事業戦略・事業計画・組織設計
支援範囲中期事業戦略と収益モデルの整理、PL・感度分析を組み込んだ事業計画策定、経営層向け戦略レポート、SaaS開発組織体制の立案・組織作りの実行
期間・体制経営層向け継続支援

ISSUE 課題

同グループはSaaSと人材関連の複数事業を展開しており、それぞれに成長の構想がありました。課題は、その構想を投資判断に耐える計画へ落とせていないことです。各事業の収益構造は異なり、前提の置き方ひとつで将来の絵姿は大きく変わります。経営層が「どの事業に、どの順で、どれだけ張るか」を判断するには、構想を数字の構造として示し、前提が動いたときの振れ幅まで見える計画が必要でした。

APPROACH 支援内容

戦略の言葉と数字の構造を、一枚につながった計画として組み立てました。

  • フェーズ1: 中期事業戦略と収益モデルの整理 — 継続収益型への課金構造の転換と、自動化による原価低減を軸に据え、各事業の中期戦略と収益モデルを整理しました。
  • フェーズ2: PL・感度分析を組み込んだ事業計画の策定 — 戦略をPLの構造に落とし込み、主要な前提が変動した場合の影響を感度分析として計画に組み込みました。
  • フェーズ3: 経営層向け戦略レポート — 戦略・計画・論点を経営層向けの戦略レポートとしてまとめ、ボードでの議論の土台を整えました。
  • フェーズ4: SaaS開発組織体制の立案と実行 — 戦略の実行を担うSaaS開発組織の体制を立案。承認を経て、組織作りの実行までを支援しました。

OUTCOME 成果

SaaS開発組織の体制案は経営の承認を得て、組織作りが実行に移されました。事業計画は感度分析を含む構造で整備され、前提の変化に応じて経営層が計画を見直せる状態になっています。戦略を紙で終わらせず、数字の構造と組織という実行の器まで揃えたことが、この支援の成果です。

POINT 支援のポイント

この事例の型は、計画を投資判断に耐える形にすることです。売上の目標線を引くだけでは計画になりません。収益モデルの構造を定義し、PLに落とし、前提の感度まで組み込んで初めて、経営は比較と判断ができます。そしてもう一つ。計画には、実行を担う組織の設計まで含めること。戦略・計画・組織を切り離さず一体で立案する動き方が、絵に描いた餅を防ぎます。