WORKS
IT基盤の再整備とDX戦略立案を、経営承認まで導く
拠点ごとに積み上がったIT環境と契約を棚卸しし、ネットワーク再構築からDX戦略・セキュリティ戦略の立案まで。経営層が判断できる形に揃え、承認を得るところまでを顧問として支援した事例です。
SUMMARY 概要
| 業界 | 製造業 |
|---|---|
| 規模感 | 複数拠点を展開する中堅企業 |
| 課題領域 | IT基盤・ITガバナンス・DX戦略 |
| 支援範囲 | PMOとしての顧問支援(ネットワーク再構築、IT資産・ベンダー契約の整理、コスト削減提案、AI活用方針、セキュリティ戦略) |
| 期間・体制 | 顧問型(支援完了) |
ISSUE 課題
同社は複数拠点で事業を展開する製造業の中堅企業です。拠点の増設や設備更新のたびにネットワークと契約が個別に追加され、IT環境は増築の繰り返しになっていました。どの契約が何のためにあり、年間いくら支払っているのか。全体を把握して説明できる担当者が社内におらず、ベンダーへの依頼も都度の個別対応が続いていました。
一方で、DXやセキュリティへの要請は年々強まります。情報システム部門を新設する余裕はない。しかし「全体を見る機能」を欠いたまま個別対応を続けることには限界がある。経営層はそう感じていました。
APPROACH 支援内容
エンネクト株式会社はPMO兼顧問として参画し、事実の整理から戦略の承認まで工程順に進めました。
- フェーズ1: IT資産・ベンダー契約の棚卸し — 拠点ごとに散在していたIT資産と契約を台帳に集約し、用途・費用・契約期間を一覧化。削減余地を検討する材料に揃えました。
- フェーズ2: 複数拠点ネットワークの再構築 — 棚卸しの結果をもとに拠点間ネットワークを再設計し、再構築を推進しました。
- フェーズ3: 戦略立案と経営承認 — ITインフラ戦略とDX戦略を立案し、経営層へプレゼンテーション。AI活用方針もこの中で策定しています。あわせてセキュリティの現状を調査し、戦略と実行プランに落とし込みました。
OUTCOME 成果
ITインフラ戦略・DX戦略は経営層への提案を経て、方向性の承認を得ました。セキュリティは調査・戦略立案から実行プランまでをまとめ、承認を取得しています。またSaaS保守コストについては、年間約150万円の削減余地を提示し、経営層の承認を得ました。
POINT 支援のポイント
この事例の型は、情報システム部門を新設せずに「外部のIT戦略室」を持つという選択です。要点は、いきなり戦略を描かないこと。まず資産と契約の事実を棚卸しし、事実に基づいてインフラと戦略を組み立て、経営が判断できる材料に揃えて承認まで運ぶ。この順序は、業種を問わず再現できると考えています。